最小二乗距離を有する2次曲線について
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概要
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最小二乗法において,処理の対象となるデータが,すべて同一の精度で得られたものであれば問題はないが,通常は観測精度が異なっているため各データ毎に異なった重みを付ける必要がある.この重みがしばしば問題となる.通常は観測精度の2乗に比例したもの,すなわち分散に反比例したものを重みとしている.しかし,計算処理前にその値を推定するのは難しい.そこで重みの値の結果に及ぼす影響を予め調べておいて,重みの値の許容範囲を知ることが必要である.本報告はこのような目的のため,最小二乗法において重みの変化に対する期待値の変化を調べた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12