動力学計算を用いた森林伐採機械シミュレータ(1) : システム全体

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概要

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著者らはこれまでにネットワーク上の複数のユーザが同一の仮想世界の中で物体に触れながら協同作業を行うことを可能とするシステム(ネットワークVR)[1]や、重心移動や指先の血流量変化といった生体情報を計測することでスキーの訓練を支援するシステム(VRスキー)[2]を開発してきた。これらのシステム開発を通して、仮想空間共有のための世界情報交換方式、共有空間一貫性維持のための排他制御方式、様々な処理モジュールを独立に実行させてVR環境を実現する分散VR方式などの研究を行っている。我々は、これらの研究を統合した応用システムとして、森林伐採機械の操作訓練シミュレータを開発した。この際、分散VR方式を拡充することで、物理法則(動力学計算)に基づくリアルな運動の実時間生成を、比較的小規模なシステム構成で実現した。本稿では、ハードウェアおよびソフトウェアの構成を中心にシステム全体について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24

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