歩行画像からの運動特徴抽出方法の検討
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概要
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歩行動作には個人特徴が含まれており, これを解析することにより個人識別が可能であると考えられるため, 監視, 顧客の情報管理などの個人の自動識別が重要となる分野では, 歩行動作の特徴抽出が関心を集めている。現在, 運動パターンを取得するために確実な方法として, 関節などにマーカーを付ける方法があるが, これは対象を制限するので前述の分野に用いるのは適当ではない。そこで本研究では被験者に特殊な装備を用いずに撮影した画像から運動パターンを得る方法を検討する。この範疇に属するものとしては, 人間の輪郭を用いる方法と骨格に変換したデータを用いる方法があるが, 1) 骨格は輪郭そのものを用いるより扱う線の数が少なく, フレーム間の対応付けなどの処理が容易になる。2) 歩行動作は線分による近似が十分可能であると考えられる等の理由から, 骨格抽出を用いて連動パターンを抽出する方法について検討した。
- 1997-09-24
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