加速度センサとジャイロセンサを用いたジェスチャ認識
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概要
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人間のジェスチャには豊かな情報が含まれており, 今後のマンマシンおよびマンマンインタフェースの有力な手段と考えられる. そこで, 近年, VR, 手話認識などの分野において, 人間動作の計測および認識を行う研究が盛んに行われている. しかし, 画像処理による方法[1]は非接触式であるという利点はあるが, オクルージョンなどの問題がある. また磁気センサによって位置および姿勢を検出する方法[2]は周囲の磁界環境に影響される, 計測範囲が限られるなどの問題がある. さらに, 人間の動作の中でもジェスチャでは, シンボルで表現される意味の情報だけでなく, 意味内容の程度を表す「とても」「やや」などのサブシンボリックな情報(以降, 本論文ではそれぞれ「シンボル情報」, 「バリュー情報」と呼ぶ)の認識が重要であるが, 一股的な位置計測に基づいた方法ではバリュー情報をうまく認識することができない. そこで著者らは, ジャイロセンサと加速度センサを用いて, 人間動作の力学的な計測および認識手法を検討している[3], [4]. 本論文では最初に両センサを用いたジェスチャ認識についで提案し, 開発した3軸のジェスチャセンシングユニットについて説明する. また, これとニューロネットを用いて10種類のジェスチャ(手話動作)の認識実験を行い, シンボル情報認識およびバリュー情報認識における有効性を検討したので報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
-
金森 務
大阪芸術大学音楽学科
-
片寄 晴弘
イメージ情報科学研究所
-
金森 務
イメージ情報科学研究所
-
佐藤 宏介
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
-
井口 征士
大阪大学大学院基礎工学研究科システム人間系
-
井口 征士
大阪大学基礎工学部
-
板口 貴司
イメージ情報科学研究所
-
坂口 貴司
三菱電機株式会社
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