ISO9001に基づく品質システムのプロセス記述方式の提案
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概要
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近年ソフトウェア開発組織においてISO9001に基づく品質システムの構築、適用が求められてきており、多くの組織で品質システムの構築と適用が進められている。ISO9001では、品質システムとして、契約、計画、設計、製造、検査、内部品質監査、是正/予防処置、教育・訓練など20の事項について要求している。この要件を満たす実際に構築される品質システムは、一般に、品質マニュアルと、10〜20の標準類から構成される大規模システムである。このシステムでは、さまざまな役割を担った人が関与する。従って、そのプロセスを組織のさまざまな役割を担った人たちが容易に理解できる仕組みを用意することは適用を進めていく上で重要なポイントである。なぜなら、この品質システムは大規模システムであり、そのすべてを理解することは難しいからである。そこで、自分は品質システムにおいて何を行うべきか、そして、それがどのような位置づけにあるのかを把握できるよう、システムの全体像が把握できることが望ましい。本論文では、これらの多様な要素を含むISO9001に基づく品質システムを記述するための記述方式を提案する。これは、著者らが品質システムを実際に構築した経験から得たものである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
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