組込機器用ファームウェア最適化のためのプロファイラ型シミュレータ
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概要
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プログラムを最適化するためのツールとしてプロファイラがある。プロファイラでは、最適化するプログラムにプロファイラのライブラリを使ってプログラム自身に測定するためのデータを吐き出す関数をつけ加え、実際にプログラムが動作するコンピュータ上で実行させながらプロファイルデータファイルを作成する。このプァイルを基にサブルーチン毎の呼び出された回数、実行にかかる時間などを算出し、最適化すべき部分を特定する事ができる。しかし、プロファイラはプログラムを実行するコンピュータ上で処理するのが基本であり、組込機器用のファームウェアの最適化には向いていない。なぜなら、組込機器用ファームウェアは常にユーザースペースで動作するとは限らず、特権レベルを持ち、カーネルスペースでの動作や、直接I/Oレジスタへのアクセスなども有り、この部分の測定が従来のプロファイラでは不可能なためである。本稿では、従来のプロファイラに代わり、組込機器用のファームウェアの最適化に利用できるように開発したシミュレータについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
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