リアルタイムカラー画像認識システムの開発
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概要
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最近、工業用画像処理あるいはヒューマンインターフェースの分野で、移動する対象物の形状及び色を実時間で認識したいという要求が高まっている。筆者らは先に、連続移動するワークの表面欠陥を検出する用途に向いたハードウエア構成をもつ画像処理システム(PCIS/XR)を開発し実用化した。この画像処理システムは白黒カメラを入力とし、画像処理専用プリプロセサ、画像データをランレングスコード変換するためのゲートアレイ、およびランレングスコードより処理対象領域の幾何学的特徴量を高速に計算するためのソフトウエアアルゴリズムよりなるシステムである。しかしこのシステムは色情報を必要としかつ高速性を要求される検査には適用不可能であった。このような検査にも適用可能な画像処理装置を実現すべく今回、異なった色をした複数の対象物の位置、面積などの幾何学的特徴量およびその色を実時間で認識することを目的としたリアルタイムカラー画像認識システム(RCOT:Realtime Color Object Tracking system)を試作した。表1にRCOTのハードウエア仕様の概略を示す。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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