深層共起技術とニューラル技術を適用したかな漢字変換
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概要
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かな漢字変換における研究課題の1つとして、同音異義語の問題がある。かな文字列から漢字かな混じり文字列への変換は、一般に1対多対応であるため、作成中の文章に即した候補を同音異義語の中からいかにして選択するかが、かな漢字変換の重要なポイントとなってくる。この同音異義語の問題を解決しようと、今まで様々な手法が試みられてきた。たとえば、語の使用頻度を用いて優先順位を決定する方法、最近選択した語を優先する方法、あるいは特定の文法関係をともなって生起する語のグループを登録しておき、変換結果そにそのようなグループがみつかれば優先するという、いわゆる『共起情報』を利用した方法などがよく知られている。またニューラル技術を応用して、話題に即した同音異義語を優先するという試みも報告されている。これらの手法は、どれかひとつが同音異義語の問題を完全に解決するものではなく、実際には適宜組み合わせて用いられている。我々は今回、深層共起技術およびニューラル技術を組み合わせて、同音異義語を選択する方式を試作した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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大黒 和夫
(株)東芝 情報通信システム技術研究所
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中里 茂美
(株)東芝 マルチメディア技術研究所
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大黒 和夫
株式会社菱化システム第5si事業部
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斎藤 裕美
(株)東芝 情報処理・機器技術研究所
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小林 勉
(株)東芝情報処理・機器技術研究所
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小林 勉
(株)東芝 マルチメディア技術研究所
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斎藤 裕美
(株)東芝情報処理・機器技術研究所
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