通信サービスにおけるエラー処理の自動生成
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概要
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近年、通信サービスは極めて多様化、複雑化してきており、そのような変化に迅速に対応するために通信サービスを効率的に開発する方法が求められている。一般に、通信サービスの構造はサービス本来の機能を実現する部分とそれに付随するエラー処理に分けることができる。エラー処理にはユーザの途中放棄の処理、リソース確保失敗の処理などがある。これらに共通する特徴としては(1)正常系記述に比べて量が多いこと、(2)類似の処理が多いこと、が挙げられ、人手での記述が非常に繁雑である。そのためエラー処理の記述が、サービスの開発、保守を複雑にする大きな要因となっている。エラー処理の自動生成を目指してさまざまな研究が行われている。本稿では、エラー処理の多くが定型パターンに分類できることに着目して、エラー処理のモデルを与える。そして、そのモデルを元に、正常系の記述とエラー処理を生成するための規則からエラー処理を生成する手法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
-
山中 顕次郎
NTTソフトウェア研究所
-
加藤 順
Nttソフトウェア研究所
-
寺内 敦
NTTソフトウェア研究所
-
山中 顕次郎
Ntt ソフトウェア研
-
寺内 敦
NTT Network Innnovation Labratories
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