並列化支援システム「Parassist」の試作 : プログラム解析方法

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概要

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既存のプログラムの並列化支援のためのシステムParassist(Parallelization Assist System)の設計に当たって、典型的なFortran並列化ベンチマークに対して並列性の調査をしたところ、手続き内の解析に加えて、手続き間にまたがった配列データフロー解析、特に、手続きで作業的に使われる配列の検出が重要であることが分かった。従来の手続き間配列データフロー解析では、手続き内での配列の定義/使用の可能性を検出するフロー非依存な解析が主体で、定義と使用の順序関係や定義の必然性を考慮したフロー依存な解析は行なわれておらず、作業配列の検出には不十分であった。そこで、Parassistでは、フロー依存な手続き間配列データフロー解析を行なうこととし、試作したので報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-02-24

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