オブジェクト指向型設計支援構築環境ODETTE

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概要

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通信機、計算機をはじめとする電子装置の設計の過程のなかで、新製品の仕様や新方式の概念構造を検討する初期の段階においては、さまざまな構成のスケッチを手早く評価するための支援ソフトウェアが望まれる。オブジェクト指向は、もの(オブジェクト)を要素としてソフトウェアを構成する方法論であり、設計問題への適合性が高い。特にCLOS(Common Lisp Object System)は、多重継承やメソッド結合などオブジェクト定義を拡張する機能に優れ、また、動的にメソッドやオブジェクト、クラスを生成したり、変更したりする柔軟性に富んだ言語である。そこで報告者らは、CLOSをベースに、分かりやすい図形を介してオブジェクトを入力、操作、観察する設計支援ツールを目指し、その構築環境ODETTEを試作した。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-02-24

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