平行システムのサンプルとしての特徴記号列表現
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概要
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単一システムのモデルとして、これまでに、最小状態で表現された決定性有限状態オートマトンを考え、そのシステム特性を入力記号列集合受理特性により、システムを代表して表現する特徴記号列集合の生成方法、それからシステムを復元する方法を与え、それらの手続きの計算複雑性を既に与えたがシステムが相互作用を及ぼし合う、複数の同期して動く膨大なオートマトンに、この方法を拡張・適用すると、サンプル記号列が長くなり、かならずしも解り易いとは言えない。この点を解決するために、システムを個々の単一システムに分解し、全体としてのつながりを、推移可能性を示すトークンにより表現することにして、各部分の特徴記号列集合を与え、個々のシステム特性、並びにその相互関係を解り易く表現する方法を提案する。その具体例として、カラー画像描画システムに含まれる一つの平行処理システムを例として取り上げ、その考察をおこなった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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