シミュレーションによる分散ファイルシステムの性能評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
経済性・耐故障性などの理由から,計算機システムにおける資源共用の必要性が認識されつつある。中でも,長期記憶装置と,そのデータを共用することの必要性は大きく,実際,NFSなどに見るように,資源共用は長期記憶の共用から実用化されてきた。しかし,今後は,CPU資源の共有の必要性・ユーザーモビリティ・メンテナンスのしやすさなどの要請から,単にデータを共有するだけではなく,ネットワーク内の各計算機が全く同一の環境にあるように見えるような,ネットワーク透過性を有した分散ファイルシステムが必要になると考えられる。我々は,UNIXをベースとした分散OSの研究を行なっている。分散ファイルシステム設計のために,分散ファイルシステムの性能予測が必要になるが,その性能は,アプリケーションがファイルシステムをアクセスするパターンに強く依存しているため,シミュレーション以外の性能予測を行なうことは難しい。今回,そのためのシミュレーターを作成した。その1例として,分散makeのシミュレーションについて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
関連論文
- LSI電源設計検証のための順序回路の最大動作率解析(デザインガアイ2006-VLSI設計の新しい大地を考える研究会)
- LSI電源設計検証のための順序回路の最大動作率解析(高速化/低消費電力化I,デザインガイア2006-VLSI設計の新しい大地を考える研究会)
- システムLSI設計のためのタイミング設計CADツール (特集:システムLSI) -- (設計手法)
- 配線後の修正作業を容易にする自動配線手法(配置配線,システムオンシリコン設計技術並びにこれを活用したVLSI)
- Force Directed法に基づいた形状可変ブロックの配置手法
- Slicing-TreeとBox Packingを組み合わせた自動フロアプラン手法
- タイミングドリブン配置システム:SMINCUT+BIGWIG (特集 電子機器・LSI設計CAD)
- 高信頼UNlX「風雅」の耐故障ファイルシステム
- パレート最適を用いたアナログ回路の最適化(システム設計と高位・論理設計,物理設計及び一般)
- LSI電源設計検証のための順序回路の最大動作率解析(高速化/低消費電力化I,デザインガイア2006-VLSI設計の新しい大地を考える研究会)
- Force Directed法に基づいた形状可変ブロックの配置手法
- シミュレーションによる分散ファイルシステムの性能評価
- 配線後の修正作業を容易にする自動配線手法(配置配線,システムオンシリコン設計技術並びにこれを活用したVLSI)