マーク付けテキストを対象とした文章検査
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概要
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ドキュメント処理技術が向上するにつれ、ワープロ等を使用して各種ドキュメントを生成する機会で増え、さらに計算機を使用したテキスト検査・推敲機能の重要性が増大している。これまでにも、日本語文章を入力とする検査機能は多く実現されている。しかしながら、一般のワープロでドキュメントを作成する場合、文章中にレイアウト設定用の不要文字が挿入される場合があり、そのままでは既存の文章検査システムへの入力としては適さないという問題があった。最近、制御コマンド用いて文章構造を明確化したマーク付けてテキストが注目されている。マーク付けテキストを使用することで、文章本体とレイアウト構成が分離され、テキスト中から文章に直接関係しないレイアウト制御文字を排除することができる。本稿では、ワープロで作成したテキストの問題点とマーク付け言語を利用する効果について述べ、さらに筆者らがマニュアル検査システムTECS/Mの拡張機能として現在開発中の、LaTeX用テキスト用検査機能について述べる。
- 1992-02-24
著者
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