化学プロセスの監視診断における時間概念
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概要
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人間の行っている推論のメカニズムを考えた場合、外界からの膨大な情報を時間や空間といった特定の概念の枠組みを利用して効率よく処理していることに気づく。多くの情報をリアルタイムで処理する必要のあるプラントの運転監視システムを構築する場合、このような知識を体系化して機能設計を行っていくのが効果的である。本稿では、化学プラントにおいてオペレータが取り扱っている時間の概念を分析し、これをもとにして診断型リアルタイムエキスパートシステムの推論方式を改良した結果について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24