状況化されたシミュレーションに基づく学習環境
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
環境型教育システムは,シミュレーションに基づく学習者の試行錯誤を通して経験的に学ばせることができるため,設計問題や金融取引などの非体系的な知識を扱うことができる。我々はこれまでオプション取引を対象とした双方主尊の環境型教育システムを研究してきたが[1],シミュレーションペースの学習環境における学習者モデルの構築に困難を感じていた。学習者モデルは学習者の理解状態を把握するためのものであり,ITSの基本構成要素と考えられている。教授型教育システムに限らず,基本的に学習者主導である環境型教育システムにおいても,効果的なシステム主導を組み込むには学習者モデルが不可欠と思われる。学習者モデルに関してはいろいろなアプローチがなされているが,シミュレーションベースの学習環境に適したものは見あたらない。本稿では,これに対するアプローチとして,SSE(Situated Simulation Environment)に基づく学習環境を提案する。また,SSEを実現する上で,制約論理プログラミングが有効であることを示す。以下では,まずSSEに基づく学習環境について述べ,次に対象領域としてオプショシ取引を例に説明する。続いて制約論理プログラミングとの関係を示す。
- 1991-02-25
論文 | ランダム
- Serial analysis of matrix metalloproteinase-2 in dialysate of rat sclerosing peritonitis models
- メカノケミカル法によるα-lactalbuminとカルシウムイオンの相互作用の観察
- 659 弾性表面波霧化器と静電気力を複合した新たなタンパク質固定化法
- 435 静電スプレーによるタンパク質薄膜と SU-8 カンチレバーを用いた新しいバイオセンサ
- 317 マイクロ機械加工法とフォトリソグラフィを組み合わせた微細構造創成の試み(OS6 マイクロ加工(2))