分岐確率と広域命令スケジューリング
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概要
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1サイクルで複数命令実行できるRISCプロセッサのコンパイラにおいて、命令スケジューリングは、実行性能の向上にとって有効な手法である。我々は、情報処理学会第47回全国大会において、分岐命令を越えて命令を移動する広域命令スケジューリングの効果について発表した。我々の採用した広域命令スケジューリング技法は、トレーススケジューリングと呼ばれ、分岐が存在した場合は、より多く分岐する経路を、1つのスケジューリング範囲とする方法である。今回は、コンパイラにおいて、広域命令スケジューリングの効果を高めるために、分岐する確率(以下、分岐真率と呼ぶ)を手動/自動でコンパイラに指定する方法を考案した。今回は、これらによって得られたデータを元に、分岐の真率と広域スケジューリングの効果の関係について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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