二次元的配置制約を持つ文書の自動レイアウト
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概要
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近年,文書を論理構造とレイアウト構造に分離し文書の自動レイアウトを行なうシステムの研究開発が盛んに行なわれている。従来のシステムは図1[figure](a)のように記述の流れが上下方向に限定されている論文タイプの文書をその対象としており,自動レイアウトを行なうためにレイアウト要素の上下方向にマージンを持たせるという方法をとっている。しかしこの方法では図1[figure](b)に示す家電品の取扱い説明書のように,その記述の流れが上下方向と左右方向の組合せとなるタイプの文書に対し自動レイアウトを行なうことは困難であった。それゆえ従来,図1[figure](b)タイプの文書の作成は,ページ上に予め固定の領域を割り当て,その領域に対し内容を流し込むという方法で行なわれていた。だが当然この方法では内容の増減に応じたレイアウトの調整は手作業で行なう必要があり非効率的であった。そこで我々はレイアウト要素に二次元的な配置制約を持たせることにより図1[figure](b)タイプの文書でも自動レイアウトできるシステムを開発した。本論文ではレイアウト要素の二次元配置制約と,それを利用した自動レイアウトのアルゴリズムについて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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吉澤 正文
松下電器産業株式会社 九州マルチメディアシステム研究所
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吉澤 正文
松下電器産業株式会社
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西 隆暁
松下電器産業株式会社
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杉下 幸司
松下電器産業株式会社 情報システム研究所
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今川 亜紀子
松下電器産業(株)九州飯塚研究所
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杉下 幸司
松下電器産業株式会社九州飯塚研究所
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西 隆暁
松下電器産業 九州マルチメディアシステム研
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吉澤 正文
松下電器産業(株)研究本部九州飯塚研究所
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