グレースケールパターンマッチングを応用した擦過痕跡の類似性の定量及び同一原因性の確率的評価法
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概要
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銃器から発射された弾丸には、銃器の指紋ともいえる発射銃器に固有の痕跡が形成されることを利用して、犯罪鑑識では事件弾丸と容疑銃の関連性の証明を行う。しかしながら、同一銃によって形成された痕跡であっても、条痕等の形成には細かな差異がみられることも多い([figure]1)。発射痕による銃器の異同識別に関する客観的な判断基準や定量的な判定法はまだ実現していない。本報告では、画像処理の技法を応用して痕跡形状の対応状態を数値化し、確率モデルを適合して同一原因性を検定する手法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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