プロダクション規則と局所評価関数にもとづく計算モデルCCM : その拡張とO-1整数計画問題への適用
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概要
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報告者は局所的部分的な情報にもとづく自己組織的な計算をめざして,化学的キャスティング・モデル(CCM)という計算モデルを提案している[Kan 92,Kan 93].CCMは化学反応系とのアナロジーをつかい,プロダクション・システムにもとづく計算モデルである.CCMの特徴は,適用対象データに関する局所的な評価関数によってプロダクション規則の適用が制御される,非決定的あるいは確率的に動作する,手続き的な解法よりはるかに単純なプログラムで問題がとけるなどである.これまでにNクウィーン問題,彩色問題,巡回セールスマン問題などへのCCMの適用を試行したが,ここではそれを拡張してO-1整数計画問題に適用した結果を報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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