スウィープ手法を利用したスキニング立体の生成
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概要
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3次元CADシステムによる形状のモデリングにおいて,自由曲面を含む立体の設計は重要である.自由曲面の設計方法は種々存在する.その中のひとつに,空間上に配置された複数個の異なる形状の断面を補間して,自由曲面を生成する方法がある.一般にこの方法はスキニング法と呼ばれている.例えば,飛行機の翼,プロペラ,パイプなどはそのようにして作られることが多い.従来,断面を配置し,さらに断面間を補間するための制御軌道を入力する方法がいくつか提案されている.しかし,滑らかなスキニング立体形状を生成するための軌道の入力は困難であった.本稿では軌道の入力をせずに,空間上に複数の断面が与えられとき,それらの間を曲面で補間し,かつ各中間断面における両側の補間曲面を滑らかに接続する方法について述べ、いくつかの実行例を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14