輪番制応答方式を用いた衛星同報通信制御方式における再送要求用スロット数の一考察
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概要
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衛星通信の特徴の1つに同報性がある。これは親局が一回線を用いた一回のデータ送信により広域に分散している複数の子局へ同時に同一データを送ることができる特性であり、既存の地上網では得られない特徴である。しかし衛星同報通信システムを情報ネットワークに適用する場合、子局数増加に伴い(1)応答フレーム数が増加し親局での子局からの応答処理時間が増大する、(2)回線品質の劣化に伴う再送処理オーバーヘッドが増大する、という問題点がある。そこで筆者らは、効率的な応答確認を行う輪番制応答制御、及び回線品質の悪化した地域を切り離す地域性適用再送制御を特徴とする衛星同報通信制御方式を提案し、輪番制応答方式の有効性を示してきた。ここでは、再送制御の有効性を示すため、システムの子局数及び回線品質に適した再送要求用スロット数を評価する式について考察を加える。
- 1990-03-14
著者
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