回路分割を用いた大規模回路のテストパタン生成法(I)
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概要
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近年のLSIの高集積化とMCP(マルチ・チップ・パッケージ)の大型化により、試験対象回路規模が100万ゲートのオーダーに達し、テストパタンの作成が困難になりつつある。以下では、これに対処するための、試験対象回路の分割を行うアプローチを報告する。まず、MCPの単体試験の主目的がMCPにLSIを搭載する際の製造不良を検出・診断することと考える。そこで、LSIとMCPの接続部、すなわち、LSIのピンを含む回路をMCP回路から切り出し、このLSIピンを含む回路に対して、スキャンを利用した自動テストパタン生成を行う方法をとる。一方、LSI内で閉じている回路についてはLSIのテストパタンを流用する。本論文では、LSIピンを含む回路の分割方法とその特徴を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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小沢 明
北陸日本電気ソフトウェア(株)
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買手 巧
北陸日本電気ソフトウェア(株)
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下野 武志
日本電気(株)
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勘田 芳正
北陸日本電気ソフトウェア(株)
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買手 巧
日本電気(株)
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勘田 芳正
NECソフトウェア北陸
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