ルールベース形配線遅延時間算出プログラムLAVI
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概要
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遅延解析の前段階として、配線遅延時間を算出するルールベース形プログラムLAVIを開発した。これを大型汎用計算機などの遅延解析に適用し、良好な結果か得られたので報告する。LAVIは、遅延時間計算ルールをルールベース化することにより、配線のモデル化の手法やテクノロジなどの違いに対応するためのプログラム開発を不要としている。このため、遅延時間計算ルールの変更に迅速かつ柔軟に対応できる。また、遅延時間計算ルールをコンパイルし、オブジェクト・プログラムの形でLAVI本体にリンクすることにより、高速な処理を実現している。さらに、諸条件、配線遅延時間計算式(以下、計算式)の入力をパソコンによる対話型遅延時間計算ルール入力ツールPCRULEで実現しており、遅延時間計算ルールを容易にルールベース化できる。LAVIを用いることにより、従来のように遅延時間計算ルールをプログラム本体に内蔵する場合に比べて、新たな遅延時間計算ルールへの対応に要する工数を約1/4に削減できた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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