GHCプログラムのモード解析
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概要
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GHCをはじめとする並列論理型言語では,プロセス間通信路(ストリーム)をリストによって実現し,単一化によって通信を行なう.これは概念の単純さや柔軟さという点からは大変すぐれているが,効率的な実現が困難ではないかという批判も一方にある.つまり,他の並列言語と比べて,次の点で不利であるというわけである:(1)普通の実現技法では,単一化のたびに情報の流れの向きと,失敗の可能性とを検査しなければならない.(2)普通の実現技法では,ストリーム通信のたびにconsを行なうことになる.本稿では,これらのオーバヘッドを除去するための,プログラムのモード解析手法について述べる.この手法を応用した最適化技法とその効果については,[3][4]を参照してほしい.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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