3Dデータのインタラクティブな表示方法について
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概要
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近年、機械システムの運転状況や、CTスキャナ等の医療画像などの3Dボリュームデータの分布状況の認識のため、オペレータが直観的に3次元空間をイメージできるデータ表示方法の必要性が高くなりつつある。一方、我々は、機械運転制御システムの最適運転条件決定のためのヒューマンインタフェースとして、既に、幾つかの手法を提案しているが、特に、多次元空間における最適運転条件領域の表示方法については、改善の必要性があった。そこで、我々は、3Dボリュームデータ空間の表示方法として、3Dデジタイザーを用いて、表示断面の移動がインタラクティブに行なえるシステムを試作した。このシステムでは、オペレータの望む断面が、直接操作感を伴って表示されるため、3次元空間での分布領域、分布の構造、位置の認識が容易になる。本稿では、試作システムの概要と、評価結果の考察について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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