文脈による意味決定機能をもつデータベース検索支援システム
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概要
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データベース・システムは、情報の抽出、共有、および、統合を柔軟かつ効率的に実現するためのシステムとして位置づけることができる。現在までに提案されてきたデータベース・システムにおける情報抽出の基本操作は、パターン・マッチングによる検索であり、異なる表現形態であるが同一の意味をもつデータや近い意味をもつデータの検索を動的に行うことはできない。これには、シソーラスを用いて同義語を照会する方法があるが、その同義語は、シソーラスの設計時に静的に決定され、また、同義であることの定義が明確でないので、ある特定の状況(文脈)において、同義あるいは近いという判定を、検索時に動的に行うことはできない。我々は、状況(文脈)に応じた動的な言葉の意味解釈を行う機能を実現することにより、高水準なデータベース検索を行うことが可能になるものと考えている。この機能を実現する方式として、意味の数学モデルが提案されている。このモデルは、状況(文脈)に応じた動的な意味の解釈を計算によって実現するモデルである。本稿では、意味の数学モデルの実現方式の検証について述べる。本モデルは、言葉のもつ意味を扱うために、言葉をベクトルによって表現したデータ(以下で述べるデータ行列)を用いる。我々は、本モデルの実現を行い、生成したデータを用いて実験を行った。ここでは、その実現方式および実験の概要を示す。
- 1993-03-01
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