素性構造書き換えシステムを利用した日英変換処理の高速化
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概要
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ATR自動翻訳電話研究所では、音声言語翻訳実験システムの日英変換処理部に素性構造の書き換えシステムを利用して、日本語意味構造から英語の意味構造に変換する機能を実現している。素性構造の書き換え規則は単語の語義を中心にして定義されているため、実験例文の増加に伴って書き換え規則が拡充され、さらに書き換え規則を詳細化することで、全体の処理負荷が大きくなってきている。今後、さらに書き換え規則を拡充していくことを想定すると、規則の効率的な記述とともに規則を適用させる処理系の高速化を必要がある。そこで、本稿では書き換え規則の適用時の高速化を図るために導入した規則の適用や規則のアクセスなどに関する各種の手法を紹介し、実験例文を用いた処理結果を基にその効果を示す。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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