自動化ラインの誤動作防止設計
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概要
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日本アイ・ビー・エム(株)藤沢工場ではCIM-F(Fujisawa)アーキテクチャーに基づき、生産の自動化/連続化の推進とそれらを支援する新情報システムの構築に取り組んでいる。パソコン用のプリンターに使用するプリント・ヘッドの生産ラインに於てはPEGASUSと呼ばれるテスト・オートメーション・システムが稼働している。PEGASUSではロボットとテスターを中心とした作業単位をセルと呼び、セル全体を制御するものをセルコントローラーと呼ぶ。ここで問題になるのは、セルコントローラーが誤った指令をロボット及びコンベアーへ出すと、それらの予測出来ない動きを引起し、高価な治具やその上の仕掛品を壊したりする可能性があるということである。従ってセルコントローラーの開発においては、ロボット及びコンベアーの誤動作を防ぐ設計が最重要項目であった。一般に自動化ラインの誤動作防止のためにはH/WとS/Wの両面からの対策が必要であるが、セルコントローラーの誤動作防止設計はS/W面からのアプローチである。本論文ではPEGASUSの概要を述べた後で、セルコントローラーの基本的な動作モデルを示す。次に誤動作を防止しシステム全体を正しく制御する手段について考察する。
- 1990-09-04
論文 | ランダム
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