並列キャッシュにおける更新型プロトコルと無効化型プロトコルの動的切り換え方式
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概要
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共有バス・共有メモリ型マルチプロセッサにおいて、各プロセッサにキャッシュメモリを持たせ、処理の高速化とバストラフィックの軽減化を図る方法がよく知られている。そこでは、複数のキャッシュ間でのデータの一貫性を保証する機構が必要となり、そのための種々のプロトコルが提案されている。これらのプロセッサを、共有データに対し書き込み処理が行われた場合の同一コピーを持つ他のキャッシュ上のデータの扱い方について分類すると、大きく3つに分けることができる。すなわち、他のキャッシュ上にある同一コピーのデータを更新する更新型と、他のキャッシュ上にある同一コピーのデータを無効化する無効化型と、更新型と無効化型を混在させる混在型である。本稿では、データのアクセスの局所性を利用してプロトコルの切り換えを動的に行う新しい混在型プロトコルを提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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