配置間相互作用計算の並列処理 : ATOMCIにおける並列化と効果の検証
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概要
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配置間相互作用(CI)計算を電子計算機で高速に実行できるようにすることは,原子や分子の電子構造を理論的に解き明かす研究を発展させる上での重要な課題である。今回,並列処理によるCI計算の高速化の可能性を検討する目的で,原子の全エネルギーを求めるためのCI計算プログラムシステム・ATOMCIの,FORTRAN言語を使ったユーザープログラムレベルでの並列処理化を試み,並列処理の効果を検証した。並列処理と効果の検証には,密結合多重プロセッサー構成計算機上の,多重仮想記憶システム(MVS)/VS-FORTRANA多重タスク処理機能(MTF)を用いた。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
-
大槻 一雅
北大・理
-
佐々木 不可止
北大理
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本城 信光
日本アイ・ビー・エム株式会社・東京基礎研(現所属
-
大槻 一雅
北海道大学理学部
-
関谷 雅弘
北海道大学理学部
-
佐々木 不可止
北海道大学理学部
-
本城 信光
日本アイ・ビー・エム株式会社・東京基礎研(現所属:同社・東京nicセンター)
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