任意の次数の自由曲線と平面の干渉計算方法
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概要
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今日,コンピュータの性能向上に伴い, CAD(Computer Aided Design)のシステムでは図面データを扱う2次元CADだけでなく3次元モデルを扱う3次元CADが普及しつつある。3次元CADで形状を作成する操作で,立体と立体の集合演算は重要な操作である,境界表現を用いたモデラーの立体間の集合演算はその立体の面と面の干渉線を求めることによって実現されるが、面-面の干渉線を求めるためには,その境界線の端点を求めるための面-線干渉計算が重要である。しかし,高次の自由曲線,自由曲面の干渉計算を安定に行うことは難しかった。 我々は,任意の次数の自由曲線,自由曲面を含む立体の干渉計算を行う収束性の良い方法を実現した。この方法のことを以下,幾何的Newton-Raphson法と呼ぶことにする。本論文では,まず面-面の干渉計算においてどのように面-自由曲線の干渉計算が使われるかを簡単に述べ,次に,平面-自由曲線間の交点の計算方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16