意味マッチングによる隠喩理解
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概要
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自然言語理解システムにおいて,新しく得られた情報が既存の知識に対して,どの様に関連するかを検出し,それらを結び付けることは,理解の基本的な過程として位置付けられるであろう.この過程において情報の流れを司る基本操作として重要な役割を果たすものに,ある二つの対象物(object)の同一性を認識する過程がある.対象物の同一性認識という点から,この過程は論理における単一化との対応が考えられる.しかし,完全に一致する場合だけを扱うのでは,扱える認識過程の範囲が狭い.そこで,ある解釈の下での同一性の認識も考慮し,この過程を意味マッチングと定義する.例えば,これには,対象物同士の部分的な同一性を認識する場合も含まれる.本稿では,意味マッチングを考察し,これを用いた隠喩理解の過程を示す.
- 1989-10-16
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