複素区間演算による代数方程式の根の評価
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概要
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我々は、多項式の零点の評価、特に係数が広がりをもつ場合にも多項式の零点を確定的に評価する方法として、区間演算を用いた解法をすでに発表した。しかし、この方法は初期領域として全根を含む領域を用いており、演算時間がかかるという短所がある。そこで、初期領域の数、大きさ、位置は任意に選べるものとし、何らかの手段を用いて得られた数値解に対して誤差の評価を行って初期領域を定める。この場合、初期領域の外側に存在する根を評価することはできないが、解が初期領域の外側に広がっている可能性のある場合には、自動的に初期領域を拡張して根を評価することを試みる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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