強い否定を含む構成的論理によるPROLOGの定式化とLISPに基づくそのメタ論理
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概要
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本研究は論理プログラミングを代表する論理型言語Prologが強い否定を(Strong Negation)を含む構成的論理の枠内で定式化されることを証明し,さらに,この構成的論理のメタ論理が関数型言語Lispを利用して与えられることを示し、PrologとLispの間の関連性の論理的意義づけを行うことを目的とする.強い否定を含む構成的論理はNelsonに始まり,その後,Markov,Vorob'cv,Zaslavskiといったソ連の研究者を中心に受け継がれ現在に至っている.〜で表される強い否定は,一般に排中律を満足しないだけでなく,矛盾律も満足しない.しかし,直観主義的否定(intuitionistic negation)と異なり,ド・モルガンの法則は満足する.また,直観主義的否定がこの強い否定と含意を用いてA⊃〜A,として定義されることも知られている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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