パイプライニングによるサイト間結合演算の並列処理
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概要
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質問処理において、結合演算はコストの高い処理を要する。分散データベースで、結合する表が異なるサイトにある場合、通信のオーバヘッドも加わるため、効率化は重要である。分散では、複数の計算機による負荷の分担、並列処理の利点がある。従って、通信オーバへッドの削減と並列性のバランスを考慮した効率化が必要である。並列処理の有効な方法に、パイプライン処理が提案されており、結合演算処理では、パイプラインネストループ法が有効である。パイプライン処理では、データがスムーズに流れ、処理を効率化するために、1回の通信で送るデータ件数(ブロッキングファクタ)に適当な値を設定することが重要である。本稿では、パイプラインネストループ法の処理において、ブロッキングファクタと並例性,通信オーバヘッドの削減について考察し、最適なブロッキングファクタを示す。なお、本研究は通商産業省工業技術院の大型プロジェクト「電子計算機相互運用データベースシステムの研究開発」の一環として研究開発を進めているものである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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斎藤 邦子
沖電気工業(株)
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疋田 定幸
沖電気工業株式会社 情報通信システム事業本部 Ctiシステムグループ
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川上 英
沖電気工業(株)
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坂本 明史
沖電気工業(株)
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坂本 明史
沖電気工業株式会社
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坂本 明史
沖電気工業
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疋田 定幸
沖電気工業
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