超並列計算機における並列2次記憶の基本アーキテクチャ
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概要
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超並列計算機は、大規模なシミュレーションや音声・画像理解などのさまざまな分野で利用されると考えられる。それらのアプリケーションが扱うデータは膨大なものであり、この大量のデータを2次記憶に蓄え高速に効率良く運用管理するための手法を構築することが必要である。また、超並列計算機は膨大な演算資源を有しているため、多数のユーザが大量のプロセッサを分割使用することにより、システムを同時に利用することが多いと考えられる。このような環境においても、システムは柔軟に対応でき、ユーザに対して使い易く、かつ効率の良い2次記憶を提供しなければならない。以上の観点から、筆者らは超並列計算機に適した並列2次記憶のアーキテクチャについて検討を行なってきた。本稿では、超並列計算機のための並列2次記憶に対する要件を述べたあと、それらの要件を満たすための並列2次記憶システムの基本アーキテクチャを提案し、その基本機能と特徴について述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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北村 徹
Rwcp超並列三洋研究室
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清水 雅久
Rwcp超並列三洋研究室
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大上 靖弘
RWCP超並列三洋研究室
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大西 一正
RWCP超並列三洋研究室
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大上 靖弘
三洋電機株式会社技術開発本部
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大上 靖弘
三洋電機 技術開発本部
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