空間くりこみを伴う一次元セルオートマトンの特性表現
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概要
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一次元セルオートマトンの時間発展に伴う振舞いは, Wolframにより, 一様な状態に移行するクラスIから, カオス的であったり一定のパターンが続いたりといった複雑な振舞いをするクラスIVまでの, 4つのクラスに分類されている. 前回の情報処理学会での発表では, 基本的な2状態3近傍ルールに対して「特性表現」を定義し, 特に, カオス的なクラスIIIルールと, 複雑な振舞いをするクラスIVルールとの区別について, この表現が有効であることを示した. 続いて今回の発表では, この特性表現をより複雑な多近傍ルールで求められるように拡張する. その際, 複数のセルをlつにくりこむことによって得られる実効的な3近傍ルール関数から特性表現を定義する. 具体例としては, 2状態5近傍ルールのうち, 総和型と呼ばれるもの64個について, 各クラスの特性を明らかにする.
- 1994-03-07
著者
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