地図図面のシンボル認識システム
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概要
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近年、公共企業体における施設図面の管理や、地方自治体における上下水道や道路の管理台帳などに、地図データベースを用いたシステムが利用されている。このシステムを有効的に活用するには、データベースを構築しなければならないが、これには、多大な時間を要するのが普通である。そこで、データベースの入力を支援するものを開発しようとする動きが盛んである。本システムは、地図図面をスキャナで読み込んだ2値画像データから、地図図面上に描かれたシンボルを認識するもので、次の特徴を持つ。・任意方向に回転配置されたシンボルを認識可能・シンボルと家屋の線との接触があった場合にも対応できる。・認識アルゴリズムを表現するモデル記述言語は、認識の制御構造が記述でき、作成と理解が容易である。・上記言語で記述されたモデルは、ソースレベルで管理しているので、認識率向上のためのモデルの改良が容易である。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12