Fortran最適化の強化 : ループ内コード量を考慮したループ展開
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概要
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一般にループの実行時間がそのプログラム全体の実行時間に占める割合は大きく、ループの実行時間を短縮させる種々の方法が開発されている。約数展開、 インダクション条件展開、巡回インデックス展開が発表されているが、例えば図1のようにDOループ内のソース量が少ない場合、ループ制御変数の増分処理とループ終了判定に要する時間(ループ制御オーバヘッド)が大きくなる。そこで図1のように、ループ内を展開し、ループ回数を相対的に減少させることが可能である。本報告では、ループ内のコード量とループ回数に基づいた最適な展開回数の決定方法および展開方法の拡張について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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本間 一朗
日本原子力研究所 計算科学技術推進センター
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後藤 志津雄
(株)日立製作所 ソフトウエア開発本部
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西田 哲夫
日立ソフトウェアエンジニアリング
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後藤 志津雄
日立製作所 中央研究所
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本間 一朗
日立製作所 ソフトウェア工場
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