GHCサブセット逐次型処理系のデバッグ環境
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概要
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並列プログラムのデバッギングは、逐次プログラムのデバッギングと比較すると、かなり困難である。そのため、並列プログラムのためのデバッギング・ツールの開発は、並列型言語の普及にともない、非常に重要な課題となると考えられる。本稿では、先に報告した並列論理型言語FlatGHCの逐次型処理系におけるデバッグ環境、特に、Process Oriented Tracerについて報告する。このトレーサの特徴としては、(1)Boxモデル[Clocksin81]を取り入れ、Boxに対応するものとして、従来のPrologのトレーサのように手続き(Procedure)だけでなく、プロセス(Process)を取り挙げている。(2)GHCの実行過程をプロセスと見なしている。等がある。以下では、これらの特徴に基づき、Process Oriented Tracerの設計方針と概要について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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宮崎 敏彦
新世代コンピュータ技術開発機構
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江崎 令子
三菱電機(株)情報電子研究所
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宮崎 敏彦
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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太細 孝
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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太細 孝
三菱三菱電機(株)
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