スーパーコンピュータを利用した階層記憶シミュレーションについて
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概要
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階層記憶システム(TLB、キャッシュ、仮想記憶等)の設計、評価においては、数百万以上の命令トレースあるいはアドレストレース・データを用いたシミュレーションが行われる。このシミュレーションでは種々のパラメータを変えての再試行が必要とされるが、計算機の処理能力の不足、時間、コスト的な負担から十分な解析が行えないのが常である。著者らはスーパーコンピュータを用いることにより、より大規模な問題を短時間で解析することを可能とした.本稿ではこのうちアドレス・トレース・データを入力とするシミュレーションにおけるベクトル化アルゴリズム、スーパーコンピュータSX-2上で得られた性能について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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