三面図における中心線と寸法線の自動発生の一手法について
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概要
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現在使用されているCADシステムの多くにおいて、形状モデルデータと図面データは独立して保存されており、それらの入力作業も通常は別々に行われている。図面の生成については、加工情報も将来は処理すべきであろうが、我々は形状モデルデータと図面データ間におけるデータ変換の一方向である三次元モデルから三面図の生成プログラムを開発した。本プログラムは、当協会の「中小企業向け設計者用ワークステーション技術の研究開発」プロジェクトにおいて、板金・軸物などの機械部品を対象としたワークステーションにおける要素技術の一つとして開発されたものである。三次元モデルから三面図の生成処理は、(1)形状モデルから三面図への形状投影処理、(2)中心線と寸法線の付加処理を行っている。本稿では後者(2)について報告する。この処理は、実際の図面を分析することにより、a)中心線の生成、b)寸法値の生成、c)寸法値の配置、d)中心線の配置の順に行っている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01