木構造とマトリクスを利用した問題構造化手法
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概要
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近年、ソフトウェアライフサイクルにおける要求定義の重要性が認識されてきている。要求定義とは、ユーザ要求の意図するところを的確にとらえ、これから開発する新システムによって実現するためにシステム要求仕様として仕様に反映していく作業である。これまでプロトタイピングを含め様々なアプローチが提唱されているが、ユーザ要求自体が曖昧であったり不完全であることが多いことより要求定義の作業は非常に困難なものになっている。本論文では、要求を解決を図られるべき問題ととらえ、問題の構造を木構造、マトリクスなどを用いて分析することによって要求の明確化、潜在する要求の掘り起こしを行い、問題に対する解決手段を探求して新システムの機能としてまとめる問題構造分析を中心とした要求分析の手法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01