隣接線分構造解析法によるオンライン複合図形認識
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概要
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日本語文書における図表作成,ソフトウェアにおけるプログラムチャート図面作成など,図形入力の効率化を図る技術の一つとして,認識技術を用いたオンライン手書き図形入力法がある。筆者は,これまでにストローク入力と並行してセグメントを抽出し,認識を行う「隣接線分構造解析法」を提案し,円,三角形などの基本図形を対象とした認識手法を述べ,その有効性を確認するとともに,編集機能をシンボル化した図形コマンドによる編集法を提案した。ここでは,認識対象を基本図形から基本図形を組み合わせた複合図形に拡張するため,基本図形間の相対的位置関係に関する知識を利用した複合図形セグメント化法,識別法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01