マルチウインドウ上でのイメージデータ圧縮/伸張制御方式
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概要
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多機能ワークステーション上では、マルチウインドウをベースに種々の図形、イメージデータの作成/編集が可能になっている。本操作を行うアプリケーション(AP)では、ウインドウ内に表示されたイメージデータを蓄積(ファイル化)し、本ファイルから自ノードおよび他ノードで再度表示する、等の処理が必要となる。蓄積においては、データ圧縮の処理が施され、結果としてファイル量の節約、およびネットワーク間でのデータ転送におけるトラフィック量の削減/転送時間の短縮が図られる。データ圧縮の効果は大きいが、イメージデータの圧縮処理において、圧縮後の結果量(例えば、バイト長)は圧縮される各々のデータが保有する情報量に依存し、圧縮前には予測できないため、どの程度のバッファ量を用意すべきか判断できないというプログラム記述上の問題がある。本論文では、この問題点を解決する制御方式を検討したので報告する。本報告では、伸張処理は圧縮処理の逆操作であるため、圧縮処理の場合に例をとり論ずる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01