航跡表示システムのCSPによる記述とAdaによる実現
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概要
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本研究は,Communicating Sequetial Processes(以下CSPと略する)を用いてAir Track Display System(以下ATDSと略する)の仕様記述と,システムのモジュール設計を行い,プロセス代数を用いて解析を行い,最後にAdaによってシステムの実現を試みる.本稿ではこの最初の部分を述べる.あるプロセスが発生させるすべてのイベントをそのプロセスのアルファベットと呼び,CSPの文法に従ってイベントの列を記述することによって,動作を表記する.複数のプロセスをCSPの代数法則により合成すると,それらの合成されたプロセスの動作が判明する.プロセス合成式はプロセスの数とともに爆発的に増大する.CSPによりシステム動作を解析し,Adaによって実現する事が,本研究の目的である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06