リフレクタモデルに基づくインターネット管理アーキテクチャ
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概要
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インターネットのバックボーンでは、ネットワークの管理単位である自治システムAS(Autonomous System)が、BGP(Border Gateway Protocol)によって隣接するASから得た経路情報を自分の経路制御のポリシーに従って操作して次のASへ伝える。エンドノードからのバケットは、この経路情報をもとに各ASで経路が決定されて中継されるが、その経路は経路情報の伝わる向きとは逆である。このため、自ASへのバケットの中継に問題があっても自ASではそれがわからず、自ASの経路情報が他ASでどのように認識されているかを知らなけれはならない。ところが、各ASは独立した組織によって管理されているため、現状のアーキテクチャでは、他ASの中の自ASに関する経路情報を覗くことができない。そこで、本論文では、各ASが他ASから経路情報をアクセスできるリフレクタを持つ経路制御管理モデルを提案し、これを実現するアーキテクチャの概要を説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
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