Modified Complex Methodの醗酵プロセスにおける通気撹拌システムの最適化問題への適用
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概要
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不等号制約条件式を有する非線形最適化問題に対して比較的, 効率のよいアルゴリズムといわれているBox法 (Complex法) についてさらに収束性を改善するため, 二, 三の検討をおこない, これをmodified complex method (ソース・プログラム名OPTIM) とした.このOPTIMの醗酵プロセスの最適化問題への有効性を明らかにするため, 年間の目標生産量が与えられている時の生産コストを極小とするような通気撹拌条件を探索する最適化問題を定義し, OPTIMを使用して最適解を求めてみた. この最適化問題は, 酸素移動容量係数K_v・P及び通気量QAFを独立変数として有し, かつ不等号制約を受ける非線形次元の凾数形をなしているので, これを解析的に解くことは困難であるが, OPTIMを使用した場合, データのinputから60秒以内で最適解を得ることができた. (東大大型計算機センターHITAC8700/8800) 本結果は, OPTIMが醗酵プロセスのような複雑なシステムの最適化に有力な手法となり得ることを示唆するものである.
- 社団法人日本生物工学会の論文
- 1973-08-25
著者
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