クロマツ択伐作業林に関する研究(4) : 大町部落有林の進階年数
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概要
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大町部落有林に設定した固定試験地の第1経理期が終了したのでその進階年数を計算した。資料は1961年2月択伐直後の本数と1965年1月択伐直前の本数ならびに期間内の風倒木・枯損木・伐採木の本数である。その結果次のような事実が知られた。1)期首における主木本数767本のうち650本(85%)もの多数立木が上位階に進んでいる。2)期間内に副木から主木へ進級した本数は122本年ha当り30.5本である。3)画径階別平均進階年数は直径が大きくなるほど短かくなる。4)主木の平均進階年数は4年である。5)副木から主木へ進級するに要する平均年数は7年である。第1経理期の成果からみて第2経理期は5年とし経理期当初の伐採にあたってはha当り主水80木程度を一応の目安として選木したいと考える。
- 日本森林学会の論文
- 1965-07-25
著者
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